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会長あいさつ
〜 製造業XML推進協議会会長就任に寄せて 〜
 製造業のオープン化は、長い間の願いであり、制御機器の通信のオープン化、ソフトウエアのインターオペラビリティとさまざまな試みが行われてきており、徐々に実現されてきています。また、国際標準化活動においても、製造設備の保全のためのアプリケーションや、検査のためのアプリケーションなどの統合のための標準化、さらに、計画と経営システムとMESの間の情報の統合のための標準化など製造業の情報化とオープン化を推進する動きが著しくなってきています。しかしながら、製造業は、生産している製品、ビジネスモデルが複雑で、いまだ十分な情報連携がなされていません。日々、技術が進歩しているなかで、製造業の実質的なニーズを反映させた広範囲な情報連携をして、システムの進化を統合していく必要に迫られております。つまり、製造業のオープン化は、ひとつの固定化した概念で統合していくのではなく、自由に情報連携し、技術の進歩や環境の変化に柔軟に連携を果たしていく必要があるのです。XMLは、複数分野の情報を連携するために適した技術として広く利用されつつあります。XMLは、柔軟で、広範囲な情報結合を実現するものとして大きく期待できる技術であると考えております。
 製造業XML推進協議会は、XMLの利用に関心のある多くの製造機器ベンダー、システムインテグレータ、ユーザーをはじめ製造業のオープン化に関心ある標準化団体、工業会からなる広範囲な会員からなっている組織です。柔軟で、広範囲な情報結合を実現するためには、多くの企業、多くの業界、多くの方々の理解と連携そして協業が必要であると痛感いたしております。
 製造業XML推進協議会は、XMLを製造業で利用し、広範囲な情報連携を実現するために、今後も、多くの試みを行い、その実現の可能性を示していこうと考えております。私としてもXMLの発展に微力ながら貢献できればと考えております。



製造業XML推進協議会
会長 福田 好朗


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