平成19年度概要

平成19年度概要

平成19年度のロードマップの内容は、平成18年度の結果を全面的に見直すとともに、製造業の競争力強化を目的とした技術開発の「重点化の評価」を加えました。サステナブルマニュファクチャリング関連技術についても各ロードマップの「重点化の評価」欄にその旨をあわせて明示しました。

またロードマップの名称を「製造技術ロードマップ」から「ものづくり技術戦略マップ」に変更しました。

委員会構成も変更し、「ものづくり技術戦略ロードマップ検討委員会」の下に「生産システムWG」「設計WG」に加えて、次の2つのWGを組織しました。

 

加工技術SWG

ものづくりにおける大きな柱の一つである加工技術について調査する

製造技術体系化市場・統計WG

日本の製造業の強みを分析する

 

生産システム、設計技術、加工技術の重点課題は次の通りです。

 

(1) 生産システム

生産システムは、改良改善によって進歩していく技術と飛躍的な転換の図られる技術に大別できます。またシステムが健全に発展するには、産業基盤が充実することが重要な課題となります。生産システムのシナリオとしては、「産業基盤の整備」「既存産業の高度化」「ニュービジネスの創出」を主要分類として抽出し、改良改善によって進歩していく仕組み・技術と飛躍的な転換の図られる仕組み・技術を交えて、技術マップを展開するとともに、10年後、20年後の時間軸を設定してロードマップを作成しました。

 

(2) 設計技術

日本の製造業が勝ち残っていくためには、必要な製品開発ツールを実際に開発することが重要です。焦点をある程度絞らなければ、開発するツールの具体像が見出せません。
そこで本年は、問題点をもう一度見直し、問題点を解決できる可能性のある技術をピックアップし、絞込みを行い、CAD、CAM、CAE技術に焦点を当て、製品開発の全体像を俯瞰するために、冒頭に管理や技術活動支援技術を付けることとしました。また「設計・技術管理支援機能」「設計・生産技術活動支援技術」「モデリング技術」「現物融合技術」「ナレッジ管理運用技術」「CAE、シミュレーション技術」「基盤情報技術」を主要分類として抽出しました。

 

(3) 加工技術

革新的なものづくりに対応して、全く新しい概念の加工技術が必要とされる場合と、継続的・連続的な技術革新が要求される場合があり、本ロードマップでは両者を総合して戦略的に俯瞰しました。新しい概念の加工技術として「NFFマシニングシステム」「材料・エネルギー最小化加工技術」を、継続的・連続的な技術革新が要求される技術として「機械加工(多軸工作機械、切削加工、研削加工)」を抽出しました。またロードマップに加えて、各加工法において、微細化や加工精度の指標となる加工単位と加工能率との関係をマップ化して示しました。