「日本のものづくりのこれから」講演会

イベント案内

「日本のものづくりのこれから」講演会

開催趣旨

新興国の経済発展などによるグローバル化の波を受け、海外進出など我が国の製造業の姿が変化している。エネルギー・資源の制約や人口減少、市場の変化などが我が国の人々の生活に影響を与えつつあり、日本の社会も大きな変化の兆しを見せている。我が国の製造業は、高品質・高機能な製品・生産技術を基礎として独自の競争力を誇ってきた。この変化の時を迎えて、長期的視点から日本の社会の姿を考え、広い意味でのものづくりのあり方と課題を議論し、今後の活動を考える。そのために、研究開発、産業、政策、社会等様々な立場からお話をいただき、パネルディスカッションで討論する。

 

プログラム

1. はじめに 【13:00-13:10】
法政大学教授 木村文彦
持続可能生産を目指すインバース・マニュファクチャリングの活動を総括し、世界の情勢や我が国の社会・産業の変化を考えて、改めてものづくりの意義を提起する。

 

2. ものづくりの将来 【13:10-13:40】
(独)科学技術振興機構研究開発戦略センター長 吉川弘之
産業構造の変化と発展を展望し、社会からの期待を踏まえて、これからのものづくりの課題を明確化するための考え方と手法を論ずる。

 

3. 日本「再創造」~日本の科学技術戦略 【13:40-14:10】
(株)三菱総合研究所理事長/東京大学総長顧問 小宮山宏
課題先進国である日本は、世界に先駆けて快適な社会を創造するべきである。エコで、高齢者も参加でき、地域で人が育ち、雇用のある快適なまちづくりを全国で展開しよう。

 

4. 日本のものづくり政策 【14:10-14:40】
参議院議員 藤末健三
グローバル化や環境問題などに対応して政策的観点からものづくりの現実について講演する。

 

< 休憩 14:40-15:00 >

 

5. エネルギー政策の再構築 【15:00-15:30】
(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)理事・研究所長 山地憲治
エネルギーは社会・産業の持続可能な発展を支える重要な社会インフラである。3月11日の東日本大震災とそれに伴う福島原子力事故を受けて、わが国のエネルギー政策の再構築について論ずる。

 

6. 産業界から見たものづくりの課題と今後-「もの」から「こと」へ- 【15:30-16:00】
東京大学監事 有信睦弘
人々の要求が量から質に変化していく中で、価値の尺度が「もの」の経済的価値から、「もの」を通じて提供されるサービスへと移行している。これからのものづくりはこのような価値の総体を視野に入れる必要がある。

 

7. パネルディスカッション 日本の社会とものづくりのこれから 【16:00-17:00】
司会:木村文彦 パネラー:上記講演者および関連研究技術者
日本の社会のこれからとものづくりの課題を纏め、短期的および中長期的な活動の想定シナリオを提起し、議論する。

 

注:講演者、講演内容は予告なく変更する場合がございます。

 

講演者略歴

吉川弘之(よしかわ ひろゆき)
1933年生まれ。東京大学教授、同工学部長、同総長、放送大学長、産業技術総合研究所理事長などを歴任し、現在、科学技術振興機構研究開発戦略センター長。その間、日本学術会議会長、日本学術振興会会長、国際科学技術会議(ICSU)会長、国際生産加工アカデミー(CIRP)会長などを務める。工学博士。一般設計学、構成の一般理論を研究。それに基づく設計教育、国際産学協同研究(IMS)を実施。主な著書に「本格研究」(東京大学出版会,2009)、「科学者の新しい役割」(岩波書店,2002)、「テクノグローブ」(工業調査会,1996)、「テクノロジーと教育のゆくえ」(岩波書店,2001)、「ロボットと人間」(日本放送出版協会,1985)などがある。

 

小宮山宏(こみやま ひろし)
1944年栃木県生まれ。1967年東京大学工学部化学工学科卒業。1972年同大学大学院工学系研究科博士課程修了。1988年東京大学工学部教授、2000年工学部長、大学院工学系研究科長、2003年副学長などを経て、2005年4月第28代総長に就任。2009年3月に総長退任後、同年4月に三菱総合研究所理事長、東京大学総長顧問に就任。専門は化学システム工学、地球環境工学、知識の構造化。地球温暖化問題の第一人者でもある。著書に「地球持続の技術(岩波新書)」、「知識の構造化(オープンナレッジ)」、「『課題先進国』日本(中央公論新社)」、「低炭素社会」(幻冬舎,2010)、「日本『再創造』」(東洋経済新報社,2011)など多数。

 

藤末健三(ふじすえ けんぞう)
1964年熊本県生まれ。1986年東京工業大学卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。1995年政府留学生としてマサチューセッツ工科大学経営学大学院・ハーバード大学行政政治学大学院(1996年)の両大学院で修士号取得。1999年東京工業大学で学術博士号(Ph.D)取得、通商産業省を退官、東京大学大学院工学系研究科専任講師に就任。2000年東京大学工学部総合研究機構助教授に就任。2004年第20回参議院議員通常選挙(全国比例区)に初出馬・初当選。2005年早稲田大学客員教授就任。2010年第22回参議院議員通常選挙(全国比例区)に出馬・2期目当選。2011年参議院総務委員長に就任。党郵政改革法ワーキングチーム座長、APEC・FTA/EPAプロジェクトチーム事務局長。著書に『A Global Treasure Japan's Peaceful Constitution』(オープンナレッジ,2009)、『技術経営論』(生産性出版,2005)など多数。

 

山地憲治(やまじ けんじ)
1950年2月生。1972年4月東京大学工学部原子力工学科卒業。1977年3月東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同年、(財)電力中央研究所入所。その後、電力中央研究所・エネルギー研究室長等を経て、1994年東京大学教授(工学系研究科電気系工学専攻)、2010年より(財)地球環境産業技術研究機構(RITE)理事・研究所長、東京大学名誉教授。エネルギーシステム工学に関する研究に従事。エネルギー・資源学会会長。日本エネルギー学会副会長。日本学術会議会員。主な著書に、「原子力の過去・現在・未来」(コロナ社)、「エネルギー・環境・経済システム論」(岩波書店)など。

 

有信睦弘(ありのぶ むつひろ)
1976年4月東京芝浦電気(株)(現(株)東芝)入社、研究開発センターシステムソフトウェア生産技術研究所長、技術企画室長、執行役常務研究開発センタ-所長、執行役常務経営監査部長を経て2008年6月 顧問、2010年4月から東京大学監事、現在に至る。他に、日本学術会議会員、文部科学省中央教育審議会臨時委員、科学技術学術審議会臨時委員、大学評価・学位授与機構 評議員、日本機械学会フェロー等。

日時平成23年12月 7日(水) 13:00~17:00
場所 東京国際フォーラム G409会議室
定員120名(申込受付先着順)
参加費無料
参加申し込み

イベント名「「日本のものづくりのこれから」講演会」を明記の上、下記お申し込みページよりお願いします。
または下記の参加申込書にご記入の上、ご返送ください。
※定員に達したため参加申込は締め切りました

主催財団法人 製造科学技術センター
担当

財団法人 製造科学技術センター 生産環境室 原島、鈴木
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門5森ビル5階
TEL 03-3500-4891 FAX 03-3500-4895 E-mail imfinfo@mstc.or.jp