■概要
ロボット、AI、IoT、IT/ものづくりの融合等、ものづくり領域での現状課題の解決策の導入・加速とともに、将来に向けてのイノベーション創出につながる調査研究を行う。
テーマ選定にあたっては技術ロードマップの観点にとどまらず、ムーンショット発想での課題の発見・創出に取り組むこととし、キーとなる要素技術ないしモジュール技術のレベルから、システムレベルの技術までを俯瞰する。
■ゴール
Xづくり研究会を推進母体として、諸団体との連携活動やMSTC独自の自主調査を継続的に行いながら、新しいものづくりや先進的な製造システムなどのテーマを産学官連携で推進する。
■2024年度成果
1.メガ労働生産性システム研究会(「合業」 関連)
・RSJオーガナイズドセッション「合業」開催 (9/4)
・NEDO先導研究に 「高ペイロード比ロボットによる現場革新」 を提案
・合業アプリケーションについて調査を実施
・「合業」の普及(9/4 RSJ OS 講演10、参加者50-60名)
2.ロボット性能評価工学研究会
・RSJオープンフォーラム(9/3)、専門委員会(5/31,12/18)開催
・RSJ論文誌「Advanced Robotics特集号」の発行準備
・「ロボット性能評価工学」の認知度向上(RSJ OF 参加者 約30名、講演3&オープンディスカッション)
・ロボット性能評価の工学化を検討
3.ワイヤ懸垂型大領域搬送ロボットの調査研究
・8月より、中央大学とワイヤ懸垂型の大領域搬送ロボットについて調査研究を開始
・ワイヤ懸垂ロボット(6ワイヤ)の課題を明確化、解決策を立案
・25年度からの調査研究本格化に向け、NEDO先導研究向けに内容を整理し、提案
・25年度研究計画を策定、マーケットのマクロ分析を実施
4.アフターサービスDX化の調査研究
・DX化が遅れているアフターサービスについて、IT・IoTを用いた効率化や情報の経営利用などを検討
・機械系上場会社についてアフターサービスの戦略を予備調査
・DX化の方向性について素案を作成